算数の計算力向上にはいくつかのステップがありますが、
まずは、たし算、ひき算、九九。
そして2けた3けたのたし算、ひき算、かけ算、わり算となりますが、この段階では、計算は問題を解決するために必要なものという理解が大切になってきます。
計算自体にもトレーニング効果はあると思いますが、問題を解くために計算力が必要なのだという理解を伴わないと日々のトレーニングの目標が見えづらいようです。
また、問題を解くからこそ、かけ算、わり算のありがたさが実感できるのだと思います。
算数オリンピック「キッズBEE」の問題には、良い意味での計算の工夫をする問題が多々あります。ぜひトライしてみてください。
なお、学年がすすむと、計算も分数、小数のかけ算、わり算、距離や重さ、かさの単位の変換、逆算の方法など計算の幅もぐんと広がります。そして計算は工夫をして行うことに価値があることに気づいていただきたいと思います。計算は単に一生懸命やるだけではないことを、多くのお子様に知っていただきたいと願っております。